第9回日本病理学会カンファレンスは、無事盛会のうちに終了いたしました。多数のご参加をいただき有難うございました。カンファレンス集合写真カンファレンスの様子を掲載します。(2012.08.07)
 
プログラム・抄録集 (ポスター発表方法を含む)〕、〔参加登録者リスト〕を掲載いたしました。参加登録者の宿泊は事務局にて予約済です。(2012.08.02)

 
 病理学とは、疾患の病態解析を通じ病因を究明し、難治性疾患の克服を目指した学問です。しかし、ただ“病態解析”といっても漠然としており、何かしらの切り口が必要となります。そこで、病態解析の切り口としての血管生物学の有用性について議論したく、本カンファレンスを企画いたしました。
 血管系は、組織を構成する細胞に酸素・栄養分を供給するとともに、各々の組織に特異的な血管構築を示すことにより、細胞が正常に機能するための至適組織微小環境を維持する役割を果たしています。近年では、組織に潜む幹細胞の機能維持に必須なニッチとしての重要性にも注目が集まっております。こうした重要な生理機能を担っている血管系の異常は、必然的に疾患という表現型を示し、循環障害性疾患に限らず、がん・炎症性疾患など様々な疾患の病態を規定する要因となります。本カンファレンスでは、血管生物学から難治性疾患の病態解析・克服に挑む研究者(非病理学会員5名、病理学会員5名)に、最新の研究成果をレクチャーとしてご紹介いただきます。是非、若い研究者にも自身の研究(途中経過でも十分です)をポスター演題として発表していただきたいと思っております。勿論、研究発表なしでの参加も歓迎いたします。今回のカンファレンスを通じ、病理学を専攻した若者が、自らの研究者としての潜在能力に目覚めてほしいと切に願っています。君たちには、エキサイティングな人生が待っています。
 湯田温泉の名湯に浸かり、学問を語り合いましょう。多くの若者の参加をお待ちしております。

   
山口大学大学院医学系研究科 病理形態学 池田栄二


 日時: 2012年8月3日(金)・4(土)
 会場: ホテル ニュータナカ
     〒753-0056 山口県山口市湯田温泉2-6-24
 事務局(問い合わせ先):
   山口大学大学院医学系研究科 病理形態学分野
    E-MAIL. jspconf9@yamaguchi-u.ac.jp  
     TEL. 0836-22-2220



〔カンファレンスポスター〕

〔タイムスケジュール〕